セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(34)が、次節20日のアウェー湘南戦もダブルボランチでの出場となりそうだ。

C大阪は17日、大阪市内での練習を一般公開。今季最多約350人のファンが詰めかけるなど、会場は熱気に包まれた。

前節14日の京都戦ではシステムを本来の4-3-3ではなく、昨年の基本だった4-4-2に変更。今季古巣復帰した香川は、MF奥埜博亮(34)と初めてダブルボランチを組み、1-0の完封勝利に貢献した。

「4-4-2のよさはあるし、選手も慣れている。いろんなオプションがあるのはいいこと。両方の質を上げていきたい」と香川。

従来のインサイドハーフより守備の時間が増え、シュートは打てなかったものの、小菊昭雄監督(47)は「常に危険エリアを察知していた。何よりもチームをよくしたい、勝たしたい思いでやってくれている」と評価している。

ここまで6勝2分け5敗の7位C大阪は、湘南戦で今季2度目の連勝を飾れば、一気に3位争いに加わる可能性もある。香川が新たな能力を発揮し、待望の優勝戦線に加わる足掛かりにしたい。