清水エスパルスは1点を追う前半42分、MF乾貴士(34)のパスから右サイドのMF中山克広(26)が右足シュートを蹴り込んで同点とした。

終盤には中盤をダイヤモンド型に変更。より攻撃的に勝ち点3を目指したが、ロスタイムの失点で勝ち点1すら逃した。秋葉監督は「監督1人がヘボだった。最後、勝負をかけてダイヤモンドにしたが、ワンボランチの脇が空いてしまったり、(勝ち点3を)欲張ったから、選手たちも最後プレーを切らずにつなごうとしてしまった。もっと最適解はあったはず」と反省しきりだった。

一方、1アシストの乾は「自分たちのイージーなミスから2失点もやってしまったので、そこを変えていかないと本当に強いチームにはなれない。2連敗してしまったけどまだ何も終わってない。みんなで見つめ直して、しっかり勝てるように次から頑張りたい」と振り返った。

乾は「監督1人がヘボだった」という秋葉監督の発言については「監督はそう言ってくれますけど、でもやってるのは選手なんで。最後のミスなんか特に、フォーメーションがどうとかの問題ではないので。自分もイージーミスは多かったので、本当に見つめ直してやりたい」と話した。