J1川崎フロンターレ(川崎F)が特集されたNHK「100カメ 川崎フロンターレ」(火曜午後11時)が30日、放送される。

同番組は、お笑いコンビ、オードリーがMCを務め、気になる場所に100台の固定カメラを設置し、人々の生態を観察するドキュメンタリー。カメラを意識しない会話の記録から、思わぬ実像が見えると人気だ。

「100カメ-」でプロスポーツクラブの裏側に迫るのが今回が初。クラブの全面協力のもと、オファーから9カ月で放送が実現した。

舞台は、川崎Fの本拠地・神奈川の等々力競技場。ホーム試合を開催するために奔走するクラブの運営スタッフや、キックオフ6時間前から横断幕の仕込みをするサポーターなど、スタジアムを盛り上げる様子を切り取る。

クラブ関係者によると、当初はクラブの裏側を見せることにさまざまな意見があったが、「Jリーグファンを広げるいい企画。クラブ事業やPR、サッカークラブという仕事を多くの人に理解してもらえるいい機会」と判断し、オファーを受けたという。

普段、映像カメラが入らないロッカールームでの円陣や、試合中のアップルームの映像もチームの許可を得て特別に撮影した。ぴったり100台のカメラで、総映像時間1600時間から編集した。

イベント、企画、地域密着などの分野でJリーグのトップクラスの評価を得るクラブの裏側を探ると、6年間で4度のJリーグ制覇を果たした強豪になったヒントが隠されているかもしれない。