北海道コンサドーレ札幌MF金子拓郎(25)が自身初の3戦連発を狙う。アウェー柏レイソル戦(三協F柏)を翌日に控えた2日、札幌・宮の沢で前日練習を行った。前節5月27日の名古屋グランパス戦でプロ4年目で初の2戦連発をマーク。「ゴールは常に狙っている。3戦連発できたらいいが、そこはあまり意識し過ぎず、ゴールでもアシストでもチャンスをつくる部分をやっていかないといけない」と気合を入れた。

今季7得点を挙げており、チームの得点ランキングでは首位MF浅野雄也(26)と1点差の2位で、攻撃をけん引する。21年のシーズン自己最多とすでに並んでおり、キャリアハイ更新が視野に入る。

相手チームには、対戦を心待ちにしていた選手がいる。昨季まで札幌に所属していた同期のMF高嶺朋期(25)だ。20年に一緒に札幌でプロとしてのキャリアをスタートさせ「昨日も連絡を取った」という仲の良さ。「朋樹とやるのはすごい楽しみ。プレーをわかっているのでお互い嫌。その中でも上回っていけるように」と負けるつもりはない。

開幕からチームで唯一リーグ戦全試合フル出場している。15試合連続フル出場は自身初。「最後の最後まで走るということは引き続きやっていきたい」と毎試合90分戦い抜く覚悟だ。

チームは前節4試合ぶり黒星を喫し、連勝が3で止まった。「上位に食らい付いていくためにも次、絶対勝ち点3を取らないともっと離されてしまう。チームとしても勝つってことを絶対条件としてやっていきたい」と、勝利への強い思いを口にした。【保坂果那】