セレッソ大阪のMF中原輝(ひかる、27)が、J2東京ヴェルディに期限付き移籍することが19日、分かった。期間は年内までで、近く正式発表される。

中原は左利きのアタッカーで、J3熊本(現J2)、J2山形を経て、22年に初のJ1挑戦となるC大阪へ移籍。攻守ともにハードワークができ、まじめな性格も評価され、とんとん拍子で個人昇格を続けた。

C大阪では実力通り、22年は開幕序盤から先発に定着するなど、27試合1得点の成績を残した。

今季は新加入したMFクルークスが先発の座をつかみ、ここまで中原が出場した16試合(1得点)はすべて途中からで、出番が限られていた。

そこで現在J2で3位につけ、来季16年ぶりのJ1復帰が見えてきた東京Vが獲得を打診。現在5位で初のリーグ優勝を目指すC大阪にとっては、今後も貴重な戦力として中原の慰留に努めたが、最終的に本人の意思を尊重し、レンタルでの移籍が内定した。

◆中原輝(なかはら・ひかる)1996年(平8)7月8日、熊本・山鹿(やまが)市生まれ。ルーテル学院から、駒大に進んで4年時は全日本大学選手権準優勝、19年にJ3熊本に、21年にJ2山形に移籍し、22年にC大阪へ。J1通算43試合2得点、J2通算41試合6得点、J3通算62試合6得点、ルヴァン杯通算12試合2得点。169センチ、66キロ。推定年俸1500万円。