北海道コンサドーレ札幌がアウェーで京都サンガに完封負けを喫し、8試合ぶり勝利を逃した。前半40分、GK大谷幸輝(34)がペナルティーエリア(PA)内で相手を倒して与えたPKを決められ先制を許した。対して同ロスタイム6分、相手のPA内でのハンドで獲得したPK。キッカーは前節に得点したMF浅野雄也(26)が務めたが、GKにコースを読まれて阻まれた。後半28分、同ロスタイム2分に追加点を奪われ、リードを広げられた。

3分け5敗で8試合勝利から遠ざかる。ペトロビッチ監督(65)は「今チームが置かれている状況は何をやってもうまくいかない、結果が出ない状況に陥っている。試合自体は決して悪くはなかった。試合内容以上にスコア広がった」と振り返った。

立ち上がりのMF駒井善成(31)がGKと1対1で放ったシュートや、5月3日鹿島戦以来13戦ぶり先発のMF青木亮太(27)のクロスバーに当たったシュートなど、決定機はあった。だが決めきれない展開で90分を終えた。

リーグ戦残り10試合。順位は13位のままだが、そろそろ我慢の時期から脱出出来ないと、シーズン終盤に厳しい戦いが待つことになる。