ガンバ大阪は17日、リーグ戦3試合ぶりの勝利を懸けて、ホームでアルビレックス新潟と戦う。9勝6分け11敗で前節11位のG大阪は、上位進出のために15位新潟に負けられない。

試合前日の16日、非公開練習後に取材対応した主将のFW宇佐美貴史(31)は「今の順位で満足してはいけない。ただ、何位を目指してというよりは、目の前の試合を大事に戦い、その結果が何位にたどりつけるか」と、一戦必勝の精神を強調した。

また、敗退することになった10日の浦和とのルヴァン杯準々決勝第2戦。0-3の大敗後、スタンドのサポーター席にあいさつをした宇佐美が、その後にペットボトルを地面にたたきつけ、怒りをあらわにする場面があった。

宇佐美は「すごく腹立たしいことがあったので。(理由は)さまざまですけど、話すべき事ではないかなと思う」などと説明。

それでも「サポーターのヤジに対して、やったわけではない」と断言した上で「そんなことで、腹を立ててペットボトルを投げるぐらいやったら、今までのサッカー人生で何回、投げているか。あの場所でやってしまったのは申し訳ない。そういう勘違いというか、臆測が生まれると思うし」と反省した。

今季の宇佐美は新主将に就任し、ここまで21試合4得点。6月以降は途中出場が多くなり、ベンチを外れる試合もあった。浦和戦でも途中出場だった。

エースは「試合に出て結果を出すことだけ。また、勢いをつけていく上で(新潟戦は)大事な試合になってくる。常に勝ちを狙い続けてやりたいし、そういうクラブでもある」と、誇りを懸けて新潟戦に臨む。