2位横浜F・マリノスはホームで首位ヴィッセル神戸に0-2で敗戦。残り5試合で勝ち点差は4に開いた。

前半23分にFW大迫勇也にPKを決められると、43分にはセットプレーからFW武藤嘉紀にヘディング弾を浴びて追加点を献上した。GK一森純は「どれだけ勝ちたいかという気持ちが、相手が上回っていたというのが正直な感想」と、悔しさをあらわにした。

MF山口蛍の強烈なミドルシュートを横っ跳びでセーブするなど、最後の砦として気を吐いた。ただPKで大迫に先制点を許した場面は「だからなにという失点だったと思うが、すごく重くのしかかっているような雰囲気だった」と、チームには必要以上なまでに重圧がかかっていた感覚を口にした。

神戸には直近のリーグ戦で5連勝中。無類の強さを誇るホーム日産スタジアムで、前半での1失点は決して焦るものではなかった。ただ、タイトルをかけた重要な1戦。昨季王者といえど、見えないプレッシャーがあったか。チャンスは作ったが、シュートは正面に飛び、枠を外れた。

これでリーグ戦では7試合続けて失点しており、直近の10戦でクリーンシートはわずかに1回。一森は「寄せも甘いし、やられない、やらせないという気持ちをもっと出していいのかなと思う」。逆転優勝のため、守備面の改善も急務だ。