浦和レッズは今季ワーストの3失点でアビスパ福岡に敗れ4位に転落した。ルヴァン杯決勝と同じカードで、またも福岡に敗れた。

第32節までの失点数は24で、歴代の年間最少失点(08年の大分)に並んでいた。このまま2試合を無失点で終えれば、最少失点タイと3位死守が近づいたが、まさかの3失点で大分の記録に並ぶことは出来なかった。

先制したが、追いつかれてからは攻守でのアグレッシブさが影を潜めた。ルヴァン杯決勝で戦った福岡に、またも敗れ、GK西川周作(37)は「やられ方もルヴァン杯と一緒のようだった。自分たちの狙いを持った中ではね返されて、セカンドボールを拾えず背後に出された。みんなからしたら、またか、と頭によぎったと思いますし…。GKとして失点はすぐ切り替えることはずっとやってきて、メンタル的には落ち着いて出来ていたが、全員で共有したり、少し落ち着きを与えられたら良かったなと」と振り返った。

今季限りでの退任が決まったマチェイ・スコルジャ監督(51)に、ホーム最終戦で白星を贈ることができなかった。西川は「正直、続けてほしかった。素晴らしい監督の下、手応えを感じて戦えていた。選手の中でも惜しまれる声が多かった。一緒にやりたかったのが本音。こういうリーグ最終戦の終わり方は悔しい」と話し、最終節での勝ち点3を誓った。