川崎Fがアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)東地区1次リーグ第5戦でジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)に5-0で大勝し、決勝トーナメント進出を決めた。MF家長昭博(37)とDF山根視来(29)がともに1得点1アシストを記録。ベテラン2人の活躍で、悲願のACL制覇に向けて5連勝を成し遂げた。

鬼木フロンターレがアジア王者に1歩前進した。ジョホールに勝って勝ち点を15に伸ばし、最終節を残してI組首位を確定させた。

前半8分、DF大南の右クロスを家長が左足で押し込んで先制。後半5分に家長の右クロスにFWレアンドロ・ダミアンがボレーシュートを決めてリードを広げた。さらに同15分に山根のクロスにマルシーニョ、同24分にFW小林、同43分に山根が得点を重ねて突き放した。

MOMに輝いた家長は、「ボールがこぼれてきたので最後押し込むだけでした」。同じく1得点1アシストの山根も自身のゴールを「リラックスして打てた。うまかったと思います(笑い)。ふかさないことを考えた」と納得の表情を浮かべた。

JDTは昨季もACLで同組で、自分たちを抑えて首位突破した因縁の相手だった。敵地での初戦を1-0でしぶとく勝利すると、そこから5連勝。公式戦も10戦で7勝2分け1敗と勢いに乗った。ホーム最終戦を最高の形で締めくくり、家長は「それ以上望むと罰が当たると思う。よかったと思います」としつつ「1試合1試合みんなで戦っていければと思います」と気を引き締めた。アジア制覇に向けて歩みを進める。

【ACL】川崎Fが5連勝で決勝トーナメント進出、横浜は仁川に敗れる/ライブ速報詳細