北海道コンサドーレ札幌・三上大勝代表取締役GM(52)が14日、Jリーグのシーズン移行について取材に応じた。Jリーグ実行委員会に出席し、クラブとして「現段階では決めない、数カ月の検討期間を目安として継続検討を行う」の回答に投票したことを明かした。

最多52クラブが投票した「26-27シーズンから移行を実施することを決め、残された課題を継続検討していく」に投票しなかった点について、「ファン、サポーターへの理解がそこまで進んでいないと感じている。今日の段階で決めるのではなく、継続審議の中でステークホルダーへの理解をもう少し深掘りした上で、2~3カ月後にあらためて決議に向かっていく方が、よりみなさまと同じ方向を向いて一枚岩になってやっていけるのではと思った」と話した。

降雪地域クラブとして、ハード面の整備など課題はたくさんあるが、「冬季期間でもスポーツをする機会、見る機会を創出するという部分では大きなチャンス」とプラスに捉える。

札幌はシーズン移行について、8月にサポーターとの意見交換会を開催。当時から「条件付き賛成」の意思を示していた。9月にはサポーターへのアンケートを実施。10月のファン・サポーターとのオンラインミーティングでも議題にしていた。