北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(30)が来季札幌残留を宣言した。

23日、北海道余市町内で開催されたU-12対象の「MUSASHI CUP」に参加した。ガンバ大阪FW鈴木武蔵(29)が代表理事、荒野が理事を務めるNPO法人「Hokkaido Dream」主催の大会。「オフに子どもたちのための大会ができるのはいいこと」と、小学生と楽しそうに交流した。

今オフは主力が複数移籍することが予想される。下部組織出身の生え抜きはサポーターの不安を吹き飛ばすように、言い切った。「僕はずっと札幌がいい時も、悪い時も引っ張ってきた1人。来季も厳しい環境になると思うけど、残されたメンバーでしっかり戦っていかないといけない。僕もチームがいい方向にいくようにプレーしたい」。来季J2降格は3チーム。危機感を持ち「そこに絶対入らないように。サポーターも一緒に戦って欲しい」と呼びかけた。

オフはアカデミーの練習に顔を出し、後輩たちを励ました。札幌U-18の選手には来季同プレミアリーグ昇格に向けて「責任と自覚を持とう」と呼びかけ、U-15旭川の選手には「トップチームに上がることを目標に」とエールを送った。「シーズン中からずっと行きたかったから、行けて良かった」と実現を喜んだ。

年末には2年連続で兵庫・淡路島での自主トレ合宿を行う予定。来季への準備を始める。