J1アルビレックス新潟は27日、DF渡辺泰基(24)が横浜F・マリノスに完全移籍することを発表した。

新潟U-15出身の渡辺は18年に前橋育英高(群馬)から当時J2の新潟に入団。左利きの大型サイドバックとしてプロ1年目から出場機会を得たが、徐々に出番を減らすと、20年夏からJ2ツエーゲン金沢に期限付き移籍。22年に新潟復帰も同シーズンは6試合の出場にとどまった。

今季もシーズン序盤は出番が限られたが、夏以降にセンターバックへコンバートされると新たな才能が開花。対人の強さを生かした守備と、攻撃の起点となるフィードで存在感を示し、初のJ1でリーグ戦21試合に出場して2得点1アシストをマークした。

渡辺はクラブを通じ、「高卒で2018シーズンにアルビレックス新潟へ加入し、ツエーゲン金沢への期限付き移籍も含めて6年がたちました。素晴らしいクラブ、監督、コーチ、チームメート、アルビレックス新潟に関わるすべての方々のおかげで、今の自分がいます」と感謝を述べ、「新潟市出身選手として、このたびの移籍にいろいろな意見があると思いますが、自分の決断を尊重し、快く送り出してくださったクラブには本当に感謝しています。生まれ育ったこの街で、アルビレックス新潟の選手としてプレーできたことを誇りに思っています。これからも1人のサッカープレーヤーとして満足することなく、上を目指し続けます! 6年間、本当にありがとうございました」とコメントした。

またクラブは同日、契約満了となっていたDF田上大地(30)が、J2ファジアーノ岡山に完全移籍することが決まったと発表した。今季はリーグ戦11試合、ルヴァンカップ6試合、天皇杯3試合に出場。クラブを通じて「新潟で培ったものを武器に、ファジアーノ岡山で戦います! ステージは違いますが、岡山から皆さまに活躍が届くように、頑張ります! そして、アルビレックス新潟のタイトル、そしてさらなる飛躍のために、今後ともアツイアツイご支援、ご声援をよろしくお願いします! では、また会いましょう!」とコメント。11月28日に新潟との契約満了が発表されていた。