J3アスルクラロ沼津の元日本代表MF伊東輝悦(49)が3日、母校・東海大静岡翔洋高(当時は東海大一)の初蹴りに参加した。

OBの一員として、現役高校生との試合に出場。清水ユースの沢登正朗監督(53)らと華麗な連係を披露した。初蹴りの参加は2年連続で「今年はOBが少なくて、若い選手との試合だったからしんどかった」と話しながらも、試合後の表情は晴れやかだった。

今年は親子での「共演」もあった。伊東の長男・昊輝(1年)は同校でプレー。同じピッチに立つのは今回が初めてだったという。伊東は「あいつはあいつなりに頑張ってくれればいい」と、父親の一面ものぞかせた。昊輝は今年の目標にAチームでの先発出場を掲げ、「父親はあこがれの存在。自分も練習からどんどんアピールしていきたい」と決意を新たにした。

今年8月には50歳を迎える。沼津との契約は未更新だが、同クラブでのプレーを大前提に交渉の細部を詰めていくようだ。昨季はリーグ戦での出場はなかっただけに、「今年はサッカーを楽しみながら、いい1年にしていきたい」と力を込めた。【神谷亮磨】