ランコ・ポポビッチ新監督(56)が就任した鹿島アントラーズが、J2水戸ホーリーホックを1-0で下して3大会ぶりの白星を手にした。直近2年は敗れていた。

FWが主戦場の知念慶(28)がボランチで先発。右サイドバックには関西学院大から加入した新人DF濃野公人(21)が入り、センターバックには埼玉・昌平高出身のDF津久井佳祐(19)が抜てきされた。

前線からの連動したプレス、最後方から裏やサイドのスペースを狙う攻撃が明確化しており、序盤からテンポよくゴールを目指す。前半21分、新加入のFWチャブリッチ(29)を起点に右サイドのMF藤井智也(25)がゴール前へパス。MF樋口雄太(27)が右足でシュートで先制した。

後半からは、アジア杯カタール大会の日本代表から戻ったMF佐野海舟(23)がボランチに入り、知念が右MFへ。後半もチャンスをつくったが、追加点は奪えなかった。守っても元日本代表DF植田直通&津久井のセンターバックコンビが無失点に抑え、競り勝った。