鹿島アントラーズがMF仲間隼斗(31)の2得点などで名古屋に快勝し、白星発進した。仲間は前半19分、右コーナーキックの流れから、DF植田のヘディングでのパスに反応して走り込み右足でネットを揺らした。2-0の後半17分には、カウンターからFWチャブリッチの右からのクロスを頭で合わせ、勝利を大きく引き寄せた。

仲間はこの試合がJ1通算100試合目の出場だった。メモリアル試合に、自身の開幕初となる2得点。「チームの勝利に近づける得点が取れたのは素直にうれしい。2点取れたことが素直に嬉しい」と笑みをこぼした。先制点は、競り合いで植田が勝つと信じて走り込んだ。「ナオ(植田)も多分、間接視野で見えていたと思う。しっかり落としてくれました」。

新加入のチャブリッチ、大卒1年目のDF濃野と新戦力がかみ合った。仲間は「始動日から1日1日積み重ねてきている。まだまだ足りない部分はあったけど、こういう結果を出せて自信になったと思う。鹿島に帰って練習を大事にして完成度を高く積み上げたい」と話した。