北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(30)が、10日ホーム開幕浦和戦(札幌ドーム)で今季初先発する可能性が高まった。

9日は会場での前日練習に参加した。今季G大阪から期限付き移籍で約3年半ぶりに復帰。赤黒ユニホームを着て札幌ドームでプレーするのは、19年12月7日最終節川崎フロンターレ戦以来5季ぶり。「めちゃくちゃ楽しみ。いいゲームは絶対できるんじゃないかなと思うし、何とか勝利を届けたい」と、今季初白星へ力を込める。

内転筋痛などを考慮し、開幕から2戦途中出場だった。現在は「だいぶ良くなってきた」と回復。2戦無得点で未勝利のチームのためにゴールを狙う。0-4で敗れた前節サガン鳥栖戦後の1週間、チームとして攻撃の組み立てや前線の連係を再確認した。まだシーズン序盤とは言え、20チーム中19位で降格圏内。危機感を持って取り組み「すごいいい準備ができた」と手応えはある。

8日で約2カ月間の沖縄、熊本でのキャンプ生活が終了した。本拠地に戻り「やっと帰って来れましたね」とうれしそうな笑顔を見せる。スタートからの起用に「勢いを持って入りたい。どんどんたくさんシュートを打ちたい」。チーム1号へ、積極的に仕掛ける。【保坂果那】