J1ジュビロ磐田は1-2でG大阪に敗れ、今季初の連敗となった。J3沼津は1-0で北九州に競り勝った。

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磐田が一昨年10月、J2に突き落とされた因縁の地でG大阪と対し、1-2で敗れた。就任2季目で昨季連敗のなかった横内昭展監督(56)体制初の2連敗。前半4分、右サイドを上がって攻撃するも一瞬の隙を突かれてボールを奪われ、カウンター気味に反撃されて失点。後半12分には自陣ゴール前にクロスで入った球を頭でねじ込まれ0-2。3分後、FWジャーメイン良(28)がペナルティーエリア中央からヘディングゴールでお返しし、終盤には猛攻をしかけるも、同点にも持ち込めなかった。

序盤の入りの悪さに唇をかんだ指揮官は「立ち上がりがすべてだった」と簡単に許した失点を反省。前半に多かった相手とのちょっとしたズレや判断ミスについて「クオリティーをどれだけ上げていけるかが重要」と話した。

ただ後半では190センチの長身FWマテウス・ペイショット(28)を投入し、前半にジャーメインだけだった攻撃起点を増やした。同点以上にできなかったが、指揮官は「最後まで諦めずに相手ゴールに向かっていったのは評価したい」と語った。

次節(30日)のアウェー鹿島戦まで約2週間。「このままずるずる(連敗)いくわけにはいかない。しっかり修正したい」と続け、気を引き締めた。