湘南ベルマーレが浦和レッズと壮絶な打ち合いの末、4－4で引き分けた。
パリオリンピック（五輪）出場を目指すU－23（23歳以下）日本代表に選出されたMF田中聡（21）が3得点に絡む活躍を見せた。
前半23分に同点弾の起点になると、同32分には中央突破から見事なルーレットターンでシュート。FW鈴木章斗（20）に当たってコースが変わり、逆転ゴールとなった。
3－3の後半29分にはポスト直撃のミドルシュートを放ち、跳ね返りをFWルキアンが決めた。「やはり点を取りたかった」としつつ「得点につながったプレーはすごくよかった」と納得の表情を浮かべた。
守備では、アンカーのポジションながら、積極的に前に出て相手をつぶし、攻撃の芽を摘んだ。「自分の持ち味なので、そこは出せた」といいながらも「ただ失点が多いのは課題。勝てたゲームだったので悔しいです」と肩を落とした。
試合後には、U－23日本代表に合流するため、新幹線に飛び乗って京都へ移動した。好調を維持したまま、パリ五輪アジア最終予選、五輪本番のメンバー入りに向けて猛アピールを続ける。
