J1新潟(7位)は30日、勝ち点7で並ぶ柏(8位)とホームで対戦する。29日、前日会見に臨んだ松橋力蔵監督(55)は「柏さんより多く点を取って勝ちたい」と2試合ぶり勝利を誓った。

GKを含めたパスサッカーを展開する新潟は開幕4戦で5得点。前節16日東京V戦(2-2)後、松橋監督は後半ロスタイムに追いつかれたことを課題にしながらも、「もう少し得点が欲しかった」と話した。攻撃スタイルがブレないチームは得点力大幅アップに向け、リーグ中断期間中にゴール前の崩しをブラッシュアップさせた。松橋監督は「ゴールを奪う部分と、1つ手前のところのディテールも少し踏み込んだ」とし、DF堀米悠斗主将(29)も「今までになかった形もトライした。試合で出せれば」と不敵に笑った。

勝ち点7で並ぶ柏はハイプレスが特徴の1つ。新潟としては機動力を生かして守備を揺さぶり、決定機を多く作り出したい。松橋監督は「(パスを)つなぐだけでなく、ゴールを奪うためのジャッジ、プレーをすることが大事」と話し、今季3失点のうちセットプレー以外で得点を許していない相手に対して「うちが1番最初に(流れの中からゴールの)鍵をこじ開けたい」。90分間、攻めに徹する。【小林忠】