ベガルタ仙台が後半に逆転され、今季初黒星を喫した。

前節から先発5人を入れ替えて臨んだ一戦。先に決定機をつくったのは、序盤からチャンスをつくってきた仙台だった。前半40分、DF高田椋汰(23)の右サイドからのクロスに、ゴール前のFW中島元彦(24)が反応。ヘディングシュートをゴール右下に決め、先制点を挙げた。ここまで8戦、全試合出場(先発7試合)の中島が待望の今季初ゴールを挙げた。

試合を優位に進めてきた仙台だが、後半に暗転した。後半22分、今季ユアスタ初失点で同点に追いつかれると、後半34分には逆転弾を献上。その後は再三ゴール前に迫るも、ネットを揺らすことはできなかった。森山佳郎監督(56)は「前半終了10分前から後半にかけてほころびが生まれて、ピンチを招いた。普段なら当たり前にできることをできなかったことが敗因」と振り返った。

次節は7日、アウェーで藤枝と対戦する。今季から本拠地はLED照明を導入。生まれ変わったユアスタで迎えた今季初ナイターは悔しい結果となったが、指揮官は「下を向いている暇はないので、準備して次節に臨みたい」と切り替えた。