ロアッソ熊本の16歳FW神代(くましろ)慶人が、アウェーのレノファ山口FC戦で2本のPKを決めてチームを勝利に導いた。

0-1の後半31分に途中出場。その6分後に自ら獲得したPKを右足でど真ん中に決めて同点に追い付くと、同44分には相手のハンドで得たPKをゴール左隅に決めて勝ち越した。

2本とも主審の笛が鳴ってから10秒以上経過してのキック。16歳FWが重圧のかかるPKキッカーの大役を見事に果たした。

前節3月30日のジェフユナイテッド市原・千葉戦で16歳5カ月5日のJ2最年少得点記録を塗り替えたが、リーグ初ゴールもPKだった。

神代は熊本ユース所属だった昨年12月にプロ契約を結ぶことがクラブから発表された。同11月には日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部リーグのレアル・ソシエダードに短期留学した。