アルビレックス新潟のFW小野裕二(31)が9日、チームの練習に部分合流した。

負傷で戦列を離れていたが、パス回しに入り、その後は別メニューながらボールも使い、心拍数を上げた。

サガン鳥栖から加入した今季は開幕3戦目のホーム名古屋グランパス戦(3月9日)で新潟デビュー。1トップの位置で先発出場し1-0勝利に貢献したが、その後、負傷によりリハビリを続けていた。「思っていたより(離脱が)長引いた。4月もだが、5月も連戦があるので、まずはいい状態に戻したい」と口元を引き締めた。

チームはここ4試合で2分け2敗と勝ち星なし。機動力を生かした攻撃も影を潜め、2試合連続無得点と厳しい状況だが、開幕戦後、負傷離脱していたFW鈴木孝司(34)が既に全体練習に合流。小野も復帰となれば、攻撃に厚みが増す。小野は「チームに申し訳ない気持ちがあるが、まずは焦らずに1日1日いいトレーニングをして、1試合でも早く試合に戻って貢献したい」。慎重に準備を進め、完全復活を目指す。【小林忠】