東地区のFC町田ゼルビアが、アジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)に出発する前の最後の試合で柏レイソルに1-0と勝利した。1月の全国高校サッカー選手権を制した神村学園から加入したルーキーFW徳村楓大(ふうた、18)が、途中出場から決勝点を演出した。

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勢いに乗った。後半30分、DF林のボールカットからパスを受けた徳村は左サイドを加速。ボディーフェイントを1つ入れてグッと縦に持ち出すと、中央へ折り返し。相手と競り合ったナ・サンホがこぼれ球を拾って押し込んだ。記録上アシストは付かないが決勝点を演出した。「あそこに入れたら味方が入ってくる。自分が想像していた結果になりました」。リーグ戦3試合目。起用した黒田監督の期待に応えてみせた。

気負いが出た。後半45分、カウンターから再びドリブルで仕掛けた。3対1という追加点へのビッグチャンス。右でフリーの藤尾にパスを出さず、左へ持ち出しシュートを狙ったがブロックされた。「やっぱり得点が欲しくてシュートを選択しました」。決断は裏目となったが「物怖じしない」と性格を垣間見せた。

切り札、相馬が負傷離脱中だ。チームはこの後、サウジアラビアへ渡り、17日(18日)に準々決勝を迎えるが、そこに間に合うか状況は微妙のようだ。そんな状況にあって、徳村の存在はチームにポジティブな要素となっている。

この日はエリキと交代で後半22分からの出場。黒田監督は「エリキの推進力、帰陣するパワーが少しずつ落ちてきたタイミングで、楓大の(運動の)量とスピードをもう1つかますことで、相手の守備ラインを疲弊させることができる」と読み、早いタイミングで投入した。サウジアラビアでの戦いもにらみ、アジアの頂点を狙うべく戦力として計算している。

勢いと気負い、収穫と課題。高校日本一から3カ月、18歳はスポンジのごとくプロの水を吸収している。【佐藤隆志】