<全日本大学選手権:関西大1-0福岡大>◇準々決勝◇23日◇平塚競技場

 福岡大のエースFW永井謙佑(21)が、悔し涙に暮れた。関西大の中盤のプレッシャーがきつく、前線までボールが渡らない状況が続いた後半36分。相手ペナルティーエリア内でこぼれ球を相手と競り合いながらタックルすると、審判にラフプレーと判断されイエローカード。同25分に続く2枚目のカードで、退場となった。前半42分に関西大のMF藤沢典隆(22)に奪われた先制点に追いつくことができずに、そのまま準々決勝敗退となった。試合後には「なかなか起点になれなかったのは自分の責任。みんなで戦えて後悔してないです」と涙を浮かべながら、大学4年間の戦いを終えた。

 すでにA代表デビューも果たし、11月のアジア大会では得点王(5得点)で金メダルに貢献した大学界の至宝。来年は名古屋グランパス入りが内定しており、プロとしてピッチに立つ。