J1川崎Fの庄子春男GMは19日、成績不振で解任した相馬前監督の後任として、元日本代表MFの風間八宏氏(50=筑波大監督)と交渉中であることを認め、「本人は前向きでいてくれています。いい方向に進めば、来週早々にも来ていただきたい」と監督就任が決定的であることを明かした。順調に進めば、24日の全体練習から指揮を執る見通し。庄子GMは「(今回の監督交代は)我々フロントや選手にも責任がある。その思いをパワーに変えて、新しい監督を支えていきたい」と話した。

 Jリーグのクラブを率いるのは初めて。初采配は28日の広島戦(等々力)になる見込みで、契約は2013年シーズン終了までの予定。

 風間氏は静岡県出身。現役時代はMFとして筑波大などを経て、ドイツでプロとして活躍した。Jリーグでも広島でプレーし、日本代表で19試合に出場した。現役引退後、08年からは筑波大で指揮を執った。川崎Fは相馬直樹前監督を11日に解任し、後任人事を進めていた。