痛みを押してでも、試合に出たい-。3日の東京戦で右足首をねん挫したJ1山形MF秋葉勝(25)が、7日のナビスコ杯柏戦に強行出場する構えを見せた。5日の練習では主力組と軽いランニングで汗を流した。患部はテーピングで固めているものの「痛みは軽くなっている。大丈夫」と表情は明るい。予選突破に大きなカギを握る一戦へ、闘志を燃やした。

 地元生え抜きの男は黙って休んでいられない。「やっぱ勝ちたいっす。(先発から)抜けたくないし、チャンスがいつもあるわけじゃないと思っているんで」と気丈に話す秋葉。東京戦のあとは、松葉づえ姿で会場を後にしたが、この日は痛みを見せるそぶりもなかった。MFキムは右ひざを痛め、けが人続出で波に乗れない状況は続いている。悪い流れを断ち切るために、秋葉はピッチに立って結果を出すつもりだ。【山崎安昭】