G大阪のMF遠藤保仁(29)が“泥まみれ”になってタイトルへの望みをつなぐ。29日のナビスコ杯準々決勝第2戦アウェー横浜戦に向け、27日は非公開調整。ホームの第1戦を1-3で大敗しており、4強進出には「敵地で3点以上を奪って勝つこと」が絶対条件だ。激しい雨のため、泥をかぶりながら練習した遠藤は「きれいなパスはいらない。泥臭く前へ、前へ行く。相手が嫌がることを何度も続けて、波状攻撃を仕掛ける」。華麗なパスサッカーが持ち味の司令塔が、珍しく“どろんこ”宣言した。

 公式戦で3点以上を挙げたのは5月10日のリーグ柏戦(4-0)が最後で、現実は厳しいが「あきらめたら終わり」と遠藤。玉砕覚悟で攻めるしかない。