元札幌主将の野々村芳和氏(37)が代表取締役を務めるサッカー教室などの運営会社「クラッキ」が、コンサドーレ札幌と業務提携することが24日、発表された。「コンサドーレ札幌ジュニアサッカースクール」へのコーチ派遣がメーンで、OBの大森健作(34)堀井岳也(34)ビジュ(35)の3氏が札幌に駐在して指導に携わる。

 OB選手が定期的に札幌のスクールで指導するのは初の試み。大森氏は「札幌に恩返しができれば。子どもたちには楽しさを伝えたい」と意気込んだ。同スクールは幼稚園児から小6までが対象。4月9日の同スクール「サッポロ・イーワン・スタジアム」校(札幌・白石区栄通14の2の30)開校から指導を行う。

 「選手だけでなくサポーターも育てたい」と野々村氏は言った。今回の提携には営業活動も含まれており、クラブPRイベントにOB選手を派遣するなど、さまざまな方法でサポートしていく。またトップチームの道外スカウティング業務に、04、05年に札幌に在籍した権東勇介氏(27)ら、同社所属のOBが携わることも発表された。