コンサドーレ札幌のDF石川直樹(24)が22日、首痛を抱えながら志願のフルメニュー調整をこなした。18日の前節千葉戦で痛みが増し、21日の午後は病院で治療を受けた。この日も首を左右に動かすだけで激痛がはしる状況だったが、戦術練習まで全メニューを消化。25日横浜FC戦の出場を見据えた。

 休んでいる場合じゃなかった。「走ることは問題ない。やれることはやらないといけないから」と石川。ヘディングをしないことを条件に練習に参加した。最後の攻撃練習は石崎監督から参加を免除されたが、頭での競り合いが多い本来のセンターバックではなく守備側のボランチに入り最後まで走りきった。

 起きるときはまっすぐに起きられない。いったん横に回転して、うつぶせの状態になってから起きている。20日のオフには特注の枕を取り寄せ首の痛みを和らげるなど日常生活から厳しい生活を強いられている。それでも横浜FC戦は「出ないことは頭にない」と断言。千葉撃破の勢いをつなぐために、主将が体を張って戦い続ける。