横浜FCの元日本代表MF三浦淳宏(36)がクラブから来季戦力外を通知されたことが12日、分かった。今季は腰痛などで出場わずか2試合15分。10日に来季契約を更新しない旨を伝えられた。本人は現役続行の意思を見せながらも、引退を否定しなかった。自在に無回転ボールを操り直接FKからJ1最多14ゴールを決めた「魔球の名手」が、このままスパイクを脱ぐ可能性も出てきた。

 三浦淳はこの日「まだ体は動くし、プレーをする自信はある」と話した。明野中、国見高の先輩MF永井秀樹がJFLのFC琉球でプレーしており、現役への未練はある。それでも「ほかからのオファーはあるけれど、どこまで本気か分からない。それ(引退)も含めて、しっかり次を考えて答えを出したい」という言葉には、今後への揺れる気持ちがにじみ出ていた。