海外移籍を目指していたG大阪のDF安田理大(23)がオランダ1部リーグ、フィテッセと大筋で合意したことが5日、分かった。安田は6日、日本を出発する。現地到着後、即座にメディカルチェックを受け正式契約を結びチームに合流。現地9日から行われるトルコ合宿に参加し22日(日本時間23日)のアウェー、ウィレム2戦でのデビューを目指す。

 安田は5日、荷物整理などのためクラブに出向きスタッフらに出発のあいさつも済ませた。まだ正式契約を交わしていないが「来季は阪神タイガースのユニホーム着ますわ」と、フィテッセのホーム用ユニホームが黄色と黒のタテジマであることに引っかけ、決意をにじませた。昨季限りでG大阪との契約が切れるため移籍金も発生しない完全移籍。それでも安田は「どこに行ってもガンバ魂は忘れへん」と言い残しクラブを後にした。