10日のサッカー全国高校選手権準決勝(埼玉ス)に向けて、初めて準決勝に進んだ日大藤沢(神奈川)は7日、練習を再開し、準決勝での全校応援も決定した。

 日大藤沢が埼玉スタジアムを桜色に染める。初のベスト4進出を果たし、10日の準決勝・星稜戦で大会初の全校応援を行うことが決定。授業日のため派遣は約200人の予定だったが、最大で1417人(男子678人、女子739人)が来てくれることになった。生徒会が署名活動を計画したことで機運が高まったといい、佐藤監督は「本当に感謝したい」と歓迎した。

 一方で壮行会の打診は辞退した。「始業式の中で激励したいと言われたんですが、式の司会が僕なので。自分で『頑張れ』なんて恥ずかしい」と笑いながら「選手を調子に乗らせたくないので」と変化を避けた。

 得点ランク首位タイ3得点のFW田場ら主力組は、約1時間半の軽い調整で焦らず疲労回復に努めた。インフルエンザが流行しているため合宿も中断。全選手を自宅へ帰した佐藤監督は「普段と同じ環境や食事で整えたい」と説明し、自然体で準決勝を迎えさせる。