なでしこリーグ仙台レディースの新人、西川明花(あすか=22)が3つのポジションをこなした。チームは11日、仙台市内で同リーグ新潟と30分3本の練習試合を行った。吉備国際大から加入した13年ユニバーシアード日本女子代表は、本職のFWなど攻守にピッチを動き回り、ユーティリティー選手の可能性を示した。

 1本目はFWでシュート3本、2本目に右サイドハーフ、2本目途中からほとんど経験のない右サイドバック(SB)に位置した。今季初実戦に千葉泰伸監督(43)は「可能性を見たかった」とSBの底上げを狙って起用。より広い視野を求められるポジションに、西川は若干、戸惑いながらも無失点に貢献した。

 「いろいろなプレーができると思う。いろいろ学んで、自分のプラスにしたい」と西川は前向き。複数ポジションをこなせば、試合出場のチャンスも増えてくる。