J2山形は22日、徳島戦(24日=NDスタ)に向けての紅白戦を天童市内で行った。1本目では新人MF宮阪政樹(22)とMF船山祐二(27)がダブルボランチを結成。FW山崎を累積警告による出場停止で欠くため、今季初めてスタートの布陣を「4-4-2」にする可能性が出てきた。

 中盤の底を2枚にすれば、1枚で支えてきたルーキーの負担も減る。「守備の時間が少なくなって、攻撃に掛かる時間が増える。押し込める回数も増えると思う」と、宮阪の理想像「攻撃のできる中盤」に近い動きも可能。ダブルボランチも明大時代に1年先輩のMF小林(現磐田)と組んでおり「経験があるから」と落ち着き払っていた。

 2本目はMF太田をFWに配置した「4-3-3」を試行した。奥野監督は「形にとらわれる必要はない。4-1-3-2とか、4-2-2-2かもしれない」と不敵な笑み。変幻自在の布陣で「小林徳島」を倒す。【湯浅知彦】