清水はMF高木善朗(21)が、雪辱の一撃を狙う。今日20日の天皇杯3回戦・J2札幌戦(午後7時、アイスタ)を控えた19日、静岡市内で非公開の最終調整。大榎克己監督(49)は「疲れなどを考えて数人は変える」と、23日のリーグ鹿島戦を考慮してメンバー変更を明言。同試合が出場停止となる高木善の先発が濃厚となった。

 16日のリーグ仙台戦で同点の後半20分から途中出場した高木善は、わずか22分間で2度の警告を受けて退場した。チームも2-3で敗れ「申し訳ない気持ちしかない。鹿島戦に出られない分、札幌に快勝してチームに勢いを与えることが自分のできる最低限の仕事」と責任感を口にした。

 1回戦のびわこ成蹊スポーツ大戦では、兄・俊幸(23)のアシストで清水加入後初得点をマーク。「やっぱり、そこ(得点)でアピールできたら良い。(借りを返す)チャンスをもらえれば点を取りにいきたい」と、気合を入れ直した。【前田和哉】