浦和が、来季へ向けて大補強を行うことが29日、分かった。まずは広島FW石原直樹(30)の獲得が決定的となった。身長173センチと小柄だが、長身DFにも競り負けないジャンプ力、運動量、裏に抜けるスピードもある万能型のFWだ。加えてスロベニア代表の大宮FWズラタン(30)の獲得にも動いている。大宮ではムルジャと2トップを組んだが、1トップでもDFを背負いながらボールをキープできる強さがある。

 さらには、左のウイングバックに柏DF橋本和(わたる、28)、サイドや前線で複数ポジションがこなせる仙台FW武藤雄樹(26)、ドリブルが武器の清水MF高木俊幸(23)らの獲得にも動いている。すでに湘南DF遠藤航(21)の獲得に動いており、ユースから2選手の昇格も決定。来季へ向けて実績のある選手に将来性のある若手と、先を見据えた補強に着手している。