10年W杯南アフリカ大会で16強に進出した元日本代表DF田中マルクス闘莉王さん(41)が12日、埼玉スタジアムで行われた阿部勇樹さんの引退試合に参加し、森保ジャパンへ愛のある“カツ”を入れた。

闘莉王さんは、このほど自身のユーチューブでFWで選出された3選手(浅野拓磨、前田大然、上田綺世)について「ヘボ、ヘボ、ヘボ。3人をミキサーに入れて1人だけの選手を作るんだったら、それも作れないくらい、3人ともヘボ」と評した。

引退試合後、取材に応じた闘莉王さんは「ヘボ」の真意について「正直な気持ちです」と即答。「あれでは、点が取れそうにない。もしかして、取るかもしれないけど、今までやってきた代表での3人のポテンシャルを見たら、少し物足りなさを感じますね」と厳しかった。

ちなみに国際Aマッチで浅野は7得点、前田は1得点、上田は0点。闘莉王さんはDFながら国際Aマッチで8得点を挙げている。実際、この日の引退試合でも。広島所属の現役GK林卓人の頭上を超す技ありループシュートなどで2得点。引退してもDFとFWを掛け合わせた「DFW」の決定力は健在だった。

厳しい言葉を発するのも、日本代表への期待があるからこそ。闘莉王さんは「強くなってほしいし。オレたちより先、未知の世界に足を踏み入れてほしいし。そういう気持ちで、たまには文句みたいに聞こえるかもしれないけどだれよりも応援している。日本代表が大好きだからこそ、いろんなことが言える」と話す。

W杯期間中は日本で仕事に従事する。「1次リーグを突破してくれたらサッカーも盛り上がる」。浅野、前田、上田が闘莉王さんの見立てを覆す活躍を見せれば、必ずや日本の1次リーグ突破は見えてくる。