FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会第2戦で日本がコスタリカに0-1で敗れたことを受け、10年南アフリカ大会日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が28日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、「おかしすぎる、どうした日本代表」「森保監督の采配が裏目に出た」「ドイツ戦の金星が台無しになった」と怒りをにじませた。

コスタリカについて「全然大したことない」と断言し、「Jリーグのチームでも絶対に勝てる相手。コスタリカは攻め手がなく、センターバックからして怖くない」と酷評。その原因として「森保監督の采配が良くなかった。最初からベストのメンバーを出していけばいい。なんで上田(綺世)選手を出したのか? 勢いのある浅野を出せばいい。なぜ出さないのか疑問に思う。三笘、浅野、純也(伊東)。最初から一番いい状態の選手、能力ある選手をなぜ選ばない。途中から流れを変えられるなんて大きな間違い。最初から差をつけられる選手を出さないといけない。上田はシュート打ってないでしょ?」。

また、3バックにも言及。ドイツ戦で3バックがハマったのは「たまたま」とし、「3バックだと三笘の位置が低くなる。4バックで高い位置を取り、三笘はゴールに近い位置でプレーさせないと怖くない」。明確に日本の課題は得点力だとした。

そして「今までの盛り上がり、俺らの期待感を台無しににした。悔しくて、悔しくて。ドイツ戦の大金星を生かせないまま、スペイン戦に行ってしまった。厳しい状況になった」と表情を曇らせた。