【ドーハ(カタール)11月30日】スペイン1部エスパニョールやフランス1部パリ・サンジェルマンで監督を務めたマウリシオ・ポチェッティーノ氏(50)が、日本が12月1日(日本時間2日)に対戦するスペインを絶賛した。

ドーハ市内で各国メディアのインタビューに応じた同氏は、日本代表DF吉田がイングランド1部サウサンプトンでプレーしていた時に指揮官を務めていた。スペインについて聞かれると、称賛の言葉を並べた。

「選手たちは良い仕事をしているし、素晴らしい監督もいる。だからスペインは驚くような結果を残すことができる」

注目の選手に挙げたのは、ともにバルセロナでプレーする18歳のMFガビと20歳のMFペドリ。

「(ガビは)彼は若く、学ぶべき事も多いが、成長するための謙虚さも持ち合わせている。1試合で13キロ以上走るところが、彼の特徴を表していると思う。ペドリは信じられないような才能を持っている。シャビ、イニエスタ、ペドリ、ガビ… プレッシャーは将来への糧になる。バルセロナだけじゃなく、スペイン代表のために」

若い才能と監督の素質を確信しているようだ。

そして、今大会の中心選手の1人、ケガのため1次リーグ2試合を欠場する見込みのFWネイマール(30=パリ・サンジェルマン)についても、やはり注目している様子。

「ネイマールはネイマール。彼はああいうふうにプレーするし、ギリギリのところで生きている。ネイマールはフットボールの申し子だ。彼は自分のやりたいようにプレーする。私は彼のプレーを見るためにお金を払ってチケットを買うよ。彼のプレーは多くの幸せを与えてくれるし、彼こそがフットボールなんだ」

スペインがのぼりつめるのか、ネイマールがさらに輝くのか、これからの行方は必見だ。

【関連】W杯カタール2022特集>>