日本(FIFAランキング24位)が強豪スペイン(同7位)を2-1で破り、E組1位で2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。前半を0-1で折り返したが、後半開始早々にMF堂安律のゴールで追いつくと、MF田中碧の逆転弾で試合をひっくり返した。

ABEMAで解説を務めた本田圭佑(36)は、試合終了後に「疲れましたよ」とさわやかに笑った。ドイツ、スペインからの大金星に「結果に関してはこれ以上ない」とかみしめた。

森保一監督の采配もさえた。「5バックでいったじゃないですか。この試合は狙い通りに進んだし、采配も当たったのでスゴイ」と称賛。攻守に存在感を発揮したMF三笘薫(ブライトン)を、この日も後半から起用したことに着目し、「1試合目、2試合目は森保さんの采配に否定的だったんですが、認めざるを得ない。本当に素晴らしい」とたたえた。

さらに、しみじみとした口ぶりで「我慢って監督は大事なんだなって、あらためて勉強になりました」と実感を込めた。

決勝トーナメントでは、ベルギーにスコアレスドローを演じたクロアチアとの対戦を控える。

「日本が強豪国となっていくには、やらないといけないことがたくさんあります。その第1歩がクロアチア戦で問われると思います」

史上初の8強へ、すでに次戦に目を向けていた。

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