日本サッカー協会は15日、都内のJFAハウスで理事会を開き、W杯カタール大会の日本代表選手26人が育成年代に所属したクラブや学校に「育成還元金」を支払うことを承認した。

W杯カタール大会で得た賞金の一部をあてるもので、W杯代表選手が11歳~21歳まで1年以上所属したクラブや学校に対して、1チーム当たり30万円に当該選手の在籍年数をかけた金額を支払う。海外クラブは対象外で、総額は7500万円となる。この「育成還元金」制度は前回のロシア大会から始まった。

理事会の冒頭ではW杯に臨んだ日本代表・森保一監督、山下良美レフェリーがあいさつ。森保監督は「目標のベスト8以上は達成できなかったけれど、日本全国のみなさんに喜んでいただいて、少しでも元気になってもらったことはうれしく思います」と話したという。