スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、薬物違反によって科された6カ月の出場停止処分の撤回を求めて提訴したサッカーのペルー代表FWゲレロの訴えを棄却し、出場停止を1年2カ月とする処分を科した。これにより、ゲレロはロシアで来月開幕するワールドカップ(W杯)に出場できなくなった。

 CASはゲレロにパフォーマンス向上などの意図はなかったと認めたが、ドーピング違反を回避する責任があったとして、1年2カ月の処分が妥当と判断した。すでに6カ月の処分を消化しており、残りの8カ月間、出場停止となる。