開催国ブラジルが、ペルーを3-1で下して2007年大会以来、4大会ぶり9度目の優勝を飾った。

前半15分にFWガブリエルジェズスの右クロスを、FWエベルトンが右足ボレーで決めて先制点を奪取。同44分にPKを決められて今大会初失点で同点とされるも、4分後のロスタイムにガブリエルジェズスが右足でネットを揺らし、勝ち越して前半を終えた。後半25分には、勝ち越し点を決めたガブリエルジェズスが2枚目の警告で退場となったが、終了間際に途中出場のFWリシャルリソンがPKを沈めて試合を決めた。

大会MVPは主将としてチームを引っ張った36歳のDFアウベスが受賞した。得点王には先制点を決めた23歳のエベルトン。3得点でペルーFWゲレロと並び、アシスト数も1で同じだったが、出場時間が短かったため受賞となった。

エースFWネイマールが負傷で離脱したが、4勝2分けの無敗優勝を達成した。守備陣ではGKアリソンを中心に6試合で得点を許したのは決勝でのPKのみ。ブラジルらしからぬ鉄壁の守備が優勝へ導いた。ブラジルサッカー連盟の公式サイトで試合後のコメントを掲載。チチ監督は「今日、セレソンの監督になれたね」。16年6月から就任していたが、タイトル獲得が使命の王国ならではの重荷から開放され「このうれしさを、伝える言葉が見つからないよ」と記者会見で満面の笑みを見せた。

40個目となるチームタイトル獲得となったアウベスは「目標を達成するためにみんな努力を惜しまなかった。トロフィーを獲得できて光栄だよ」とコメント。GKアリソンは「この結果はみんなで成し遂げたものだ。(昔は)よく批判を受けたよ。でもそれもサッカーの一部。我々はハードに戦い、王者に値したね」と喜びを語った。