ユベントスは28日、新型コロナウイルスの影響により、トップチームの選手や監督の給与を削減することを決めたと発表した。

欧州の中でもっとも同ウイルスの感染者が多いイタリアのセリエAで、資金力が豊富なユベントスにも選手の給与削減が決定した。FWディバラら3人の感染者を出しているクラブは、FWロナウドら選手とサッリ監督の給与を3~6月までの4カ月間停止することで合意したと発表。「困難な時期に尽力してくれた選手と監督に感謝したい」と声明を出した。

今回の給与削減でクラブは9000万ユーロ(約108億円)の節約になったという。現地メディアによると、ロナウドは380万ユーロ(約4億5600万円)が削減されると伝えた。

セリエAの再開時期について現状では4月3日となっているが、延期される可能性は高い。「今季、試合が再開された場合は、クラブは選手と話し合いを行い、報酬の増加について交渉する」という。6月までの給与カットに踏み切ったクラブは、今季再開しない最悪のシナリオを想定して動いた。

スペインではバルセロナやAマドリードのビッグクラブにも選手らの給与削減が行われている。