スペイン2部サラゴサが16日(日本時間17日)、ホームで行われる1部リーグ昇格プレーオフ準決勝第2戦でエルチェと対戦する。試合当日のスペイン各紙はMF香川真司(31)が2戦連続で先発出場すると予想している。

スペイン紙マルカは、システムが4-4-2で、香川が先発出場と予想。リナーレスと2トップを組むとした。その他GKはクリスティアン・アルバレス、DFはビガライ、ギティアン、エル・ヤミク、ニエト、MFはサパテル、グティ、エグアラス、ブルギと予想している。この11人は0-0で引き分けた第1戦と同じメンバーである。

またマルカ紙は香川について、「エルチェでの第1戦のベストプレーヤーの香川とブルギが、リナーレスとともに攻撃をリードするだろう」と期待を寄せている。

スペイン紙アスのスタメン予想メンバーもマルカ紙と同じ。しかしシステムが4-2-2-1と異なり、香川がトップ下に入ると見ている。また香川をこの試合のサラゴサの注目選手に挙げており、「日本人選手はマルティネス・バレーロで素晴らしい試合をやり、今対戦の鍵のひとりになっている」と高く評価している。

サラゴサはここを勝ち抜いた場合、もう一方の準決勝のアルメリアとジローナの勝者と、20日と23日に開催される決勝戦で1部昇格をかけた最後の戦いに挑むことになる。

サラゴサは過去、2部リーグのホームゲームでエルチェと7度対戦し、6勝1敗と好成績を収めている。また今季のリーグ戦でもサラゴサが1-0で勝利している。(高橋智行通信員)