ローマ教皇フランシスコ(84)が、2日付伊ガゼッタ・デロ・スポルト紙のインタビューに登場。昨年亡くなったディエゴ・マラドーナ氏を「詩人」だとたたえた。

アルゼンチン出身で熱狂的なサッカーファンで知られる教皇は、13年の就任後も数回、マラドーナ氏と面会したという。

教皇はマラドーナ氏について「ピッチ上での彼は詩人であり、アルゼンチンでもナポリでも何百万人もの人々に感動を与える素晴らしいチャンピオンだった」と称賛。一方で「(ピッチ外では)もろい人間でもあった」と話した。

教皇はその他、自身の子供時代についても言及。サッカーの才能がなく、友人からGK役を押しつけられていたと振り返り「ただ、GKをやることは素晴らしい人生の勉強となった。あらゆる方向から来る危険に反応しなければならないからね」と話した。また、当時は貧しかったため、ぼろ切れでつくったボールでサッカーを楽しんでいたことも明かした。