欧州スーパーリーグの初代会長に就任し、同計画を推し進めたレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長(74)が、12クラブ中、Rマドリードとバルセロナを除く10クラブが撤退したという報道に反論した。スペイン紙マルカ電子版が報じた。

ペレス会長は21日夜のラジオ番組に出演。イタリアの3クラブ(ユベントス、ACミラン、インテルミラノ)とアトレチコ・マドリードに言及し「彼らはまだ撤退していない。契約書があるからそれは明白だ」と主張した。

スーパーリーグについては「3年ぐらいかけて準備してきたので悲しいし、がっかりしている。十分な説明が足りなかったのかもしれない」と反省。だが現在の状況についてはあくまで“待機中”だと表現した。

同会長は「名前は出さないが、イングランドの1クラブがあまり興味を示していなかった。それが(イングランドの)他の5クラブに伝染してしまった」と、クラブの撤退が相次いだことについて分析。「(撤退したクラブの)多くは米国人が運営している。(アメフトの)NFLや(バスケットボールの)NBAから来た連中だ。彼らは雰囲気に流されてしまった」とイングランドの米国人オーナーたちを批判した。