スペインはPK戦の末にイタリアに敗れ、2大会ぶりの決勝進出はならなかった。後半15分に相手FWキエーザに先制弾を許し、同35分に途中出場のFWモラタが同点ゴールを決め、1-1で延長戦に入るも決着はつかず。PK戦では1人目オルモが枠を外し、4人目モラタのキックがGKドンナルンマが止められて、敗退となった。

ボール支配率は65%。ショート数16本もパス本数も相手の2倍以上と圧倒しながら、得点は1点だけ。ルイスエンリケ監督は「選手を評価するなら『素晴らしい』だ。彼らを批判することはできない。称賛に値する」と、選手の奮闘に頭を下げた。先発を外れながらも、途中出場で同点弾を決めたが、PK戦では失敗したモラタについては「モラタは内転筋の問題を抱えていた。それでも彼の性格もあって、PK戦に参加したがった。彼は我々にとって大きな存在だ」と話した。

さらに「プロスポーツでは、我々全員が勝ち方と負け方を学ぶ。だからこそ、イタリアを祝福したい」と話す。若いチームにとって、この敗戦は将来への糧になるのかもしれない。「今大会で明らかに最高のチームの1つであったことは確認できた」と、手応えを持ち帰る。

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