チェルシーのオーナーでロシア人実業家のロマン・アブラモビッチ氏(55)が、ロシアとウクライナの間で平和的な問題解決のために動いていると、同氏の広報担当者が明かした。

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英ミラー電子版によると、同広報担当者は「ロマン・アブラモビッチはウクライナ側から平和的な解決のためのサポートを要請され、以来、力になろうとしています。交渉に影響が出る可能性があるので(現時点の)状況や彼の関わりについてコメントしてこなかったことにご理解いただければと思います」と話したという。

ウクライナ人の映画監督アレクサンデル・ロジニャンスキー氏もアブラモビッチ氏が2国間の交渉に関わっていることを認め「ウクライナ政府は、ロシア側で平和的な解決が見いだせる人物を探していた。ユダヤ人コミュニティーを通じて、(ユダヤ系の)アブラモビッチ氏に連絡を取った」「もちろん彼の影響力も限定的ではあるが、彼が唯一(ウクライナ側からの)要請に応じてくれて、尽力してくれている。アブラモビッチ氏が両国間の交渉にインパクトを与えられるかどうかは分からないが、ウクライナのゼレンスキー大統領らは感謝している」などと話しているという。